香典返しには、葬儀の当日に行う「即日返し」と、49日後に行う「後返し」があります。後返しは、通夜や葬儀、告別式の際に、住所などを記帳していただき、後日その住所に香典返しを送る方法です。以前までは一般的な方法でしたが、近年は即日返しで対応する喪主様が増えており、後返しで香典返しを行なう方は減少しつつあります。しかし、香典の金額に応じて香典返しを決めて送ることができるので、即日返しを行なった後日、香典の額が高額であった人に向けて再度香典返しを送るような手間を省くことができます。また、後日落ち着いてから香典返しの内容を決めることができ、即日返しを行ない、葬儀の後で失敗してしまったと後悔するようなことがありません。
香典の引き渡し方法については、お葬式の相談時に葬儀社側から聞かれることも多いため、できればあらかじめ家族内で決めておくことをおすすめします。